岡山大学大学院社会文化科学研究科
岡山大学大学院社会文化科学研究科紹介
みなさん、こんにちは。卓越大学院プログラム連携校の岡山大学大学院社会文化科学研究科です。本研究科は、文学部、法学部、経済学部の3つの学部を基盤として、博士前期課程6専攻、博士後期課程1専攻をもって構成される組織です。100名を越える教員が運営に携わる本研究科は人文・社会科学の幅広い学問領域を網羅していますが、今回はそのうち前期課程の日本・アジア文化専攻、人間社会文化専攻が卓越大学院プログラムに参加しました。それは、この2専攻がプログラムの2本の柱のうちの「アジアユーラシア」に関する教育・研究を進め、実績を挙げてきたことによります。具体的には中国文学、東洋史、ロシア史を専門にする教員がそろっています(それぞれの教員は中国東北部、浙江省を中心とする東南部、ミャンマーを中心とする東南アジア諸国、モスクワ、サンクトペテルブルグに研究拠点を有しています)。またプログラムのもう一本の柱である「データサイエンス」に関しても地理学、社会学の教員が対応する体制を組んでいます。
加えて本研究科の特記すべき活動として、SDGsの理念に基づく人類社会の持続的進化のための新たなパラダイム構築を目指しての教育・研究活動があります。日本の縮図と見なされてきた岡山・瀬戸内海地域がこれまでに経験し、抱え、また解決してきた問題についてそれらを国内外に「瀬戸内モデル」として提示することで、人類社会の持続的進化に資することを本研究科は目指しています。卓越大学院プログラムへの参加はこのプロジェクトとも深い関わりを持っています。
2023年3月現在、岡山大学の卓越大学院プログラム受講生は6名(中国史2名、中国文学3名、心理学1名)です。それぞれの専門分野において、テキストマイニング分析やデータベース作成を進めております。2020年度は4件、2021年度は11件、2022年度は12件と、積極的な研究成果発表を行っておりますので(http://shabun.ccsv.okayama-u.ac.jp/takuetsu/pr/)、今後も受講生の活躍にご期待ください。
私達の研究と資源が本プログラムの展開と発展に役立つことを願ってやみません。どうぞよろしくお願いいたします。